平安時代では上流階級の人たちは簡単に合うことができなかったので、恋愛のツールとして和歌を使用していました。
そのため現代まで残っている作品にも恋愛を綴ったものが多く、百人一首では100分の43首を恋愛の歌が占めるほどです。
そうして恋愛関係を高めていった上で、最終的にはプロポーズも和歌で行うのが主流でした。
その和歌は男性側から送るのが基本で、現代に通ずるものがあるのでしょう。
そのプロポーズもお互いの最終確認の意味合いが強く、付き合った末に行う現代と似ています。
昔の結婚と言えば政略的な意味合いが強い印象がありますが、それが強くなったのは平安の後期辺りからで、前期中期は和歌での健全な関係を築くことが可能でした。